1. TOP
  2. 大磯城山公園「旧吉田茂邸」へ日帰りドライブの旅!吉田茂の素顔に迫る!

大磯城山公園「旧吉田茂邸」へ日帰りドライブの旅!吉田茂の素顔に迫る!

22BE608A-DEDE-4771-9933-4A9CFE88DB00-5022-0000043FA5653729

大磯城山公園の旧三井別邸地区を散策した後は、旧吉田茂邸地区を訪れました。
旧吉田茂邸は、吉田茂が昭和19年から亡くなる昭和43年まで過ごした邸宅です。
吉田茂が過ごした日本庭園や総檜造りの旧吉田茂邸・吉田茂銅像などを眺めながら、歴史の舞台で活躍した吉田茂という人物の素顔に、ほんの少し迫ることができました。
また、吉田茂はこよなくバラを愛したそうで、バラ園では10月初旬から11月初旬にかけて、綺麗な大輪のバラを楽しむことができるそうです。

 

<スポンサーリンク>

 

旧吉田茂邸地区

旧吉田茂邸とは

旧吉田茂邸は、明治17年に吉田茂の養父健三が別荘として建てたもので、吉田茂が昭和19年頃から、その生涯を閉じる昭和42年までを過ごした邸宅です。
政界引退後も多くの政治家が「大磯参り」を行い、また、元西独首相アデナウアー氏や、当時の皇太子殿下(今上天皇)と同妃殿下などの国内外の要人が招かれました。吉田茂没後には、大平首相とカーター大統領の日米首脳会談が実施されるなど近代政治の表舞台としても利用されました。
豪壮数奇屋建築風の総檜造りの本邸は、建築家吉田五十八の設計のもと、京都の宮大工により建設されました。日本庭園は、世界的作庭家中島健が設計したもので、本邸周辺部分は、日本庭園研究家の久恒秀治によって造られました。
吉田茂がよく散歩をしていたといわれる庭は、心字池や築山のある日本庭園、松林、バラ園、サンルームがあり、その日本庭園にはあまり用いられないカナリーヤシが植えられるなど、海外赴任生活の長かった吉田茂の嗜好の多様性、様式にとらわれない人間性が色濃く反映された庭園となっています。

6A2216BD-852C-4965-A542-4F624004E57E-5022-0000043F737BCB6D

旧吉田茂邸地区公園として整備

相模湾沿岸地域一帯は、明治期から別荘地・保養地を形成し、首都圏で活躍する政財界人や文化人が滞在、交流する地域として発達してきました。特に大磯中心部一帯は、旧吉田邸をはじめとして、大規模でかつ著名人が構えた住宅・庭園が連なっています。
旧吉田茂邸は、吉田茂の没後、西武鉄道株式会社へ売却され、大磯プリンスホテルの別館として利用されていました。平成16年頃より地元を中心に旧吉田茂邸の保存の機運が高まり、神奈川県や大磯により近代政治史の歴史文化遺産として保全・活用が検討され、隣接する「県立大磯城山公園の拡大区域」として、県が整備する方向性が定められました。しかし、その後の計画検討の最中、平成21年3月、本邸が火災で焼失してしまいましたが、消失を免れた日本庭園や歴史的資源(兜門・七賢堂など)、そして大磯丘陵に連なる貴重な緑地を保存活用するため、同公園の拡大区域とすることが再確認され、平成21年7月には都市計画の位置付けがなされました。
その後、「旧吉田茂邸地区」の事業に着手し、県が公園整備を行い、旧吉田茂邸は大磯町が町有施設として再建することとなりました。

旧吉田茂邸の公開(2017.4月~)

この旧吉田茂邸、2009(平成21)年3月に原因不明の出火により全焼し、その後、地元の方々や町、県などが一体となって再建に取り組んできました。
そして、2017(平成29)年4月1日、大磯町郷土資料館別館として、一般公開が始まりました。

旧吉田茂邸は、大正時代、昭和10年代、20年代、30年代と増築を重ね、最終的な床面積は996平方メートルに及びました。
今回再建されたのは、1947(昭和22)年頃建てられた応接間棟と昭和30年代に近代数寄屋建築で有名な吉田五十八が設計した新館をメインとした、743平方メートルです。

吉田茂は、養父から別荘として引き継いだこの邸宅を、1945(昭和20)年から本邸とし、大磯に20年以上暮らしました。
その間、政財界の大物が意見を求めて「大磯参り」を繰り返すなどしたことから、戦後政治史の舞台として知られています。

再建された旧邸宅は、建物だけでなく、照明や家具などの調度品に至るまで再現され、吉田元首相のモダンな生活スタイルをうかがい知ることができます。

兜門

5E18CA2A-8AE9-4832-9541-643145E82E58-5022-0000043F57FB02D0

サンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられた門で、別名「講和条約門」とも言われています。軒先に曲線状の切り欠きがあり、兜の形に似ていることから「兜門」とも呼ばれます。京都の裏千家の兜門と同じ製作者を京都から呼び寄せて造られ、昭和29年に完成しました。屋根は「檜皮葺き」という、伝統的技法が用いられており、焼失を免れた内門は貴重な建築物です。

日本庭園

C0B66875-245D-4E93-A2AB-BC09F6FCB19B-5022-00000440073BB12B

昭和36年頃に完成した日本庭園は、中心となる心字池を邸宅の正面に配置した、池泉回遊式の庭園です。庭園設計者である中島健は、数奇屋建築の本邸との調和や花を愛した吉田茂の嗜好をふまえ、さまざまな草花やツツジ類、ウメなどを多く取り入れ、色彩豊かな庭造りをおこなったと考えられます。

B5F82B98-55C1-4524-BB5C-B6A3116E03D3-5022-000004400F37ECD8

61A7497E-44BD-4B75-A6A0-0903DA156F05-5022-00000440015CF1AA

七賢堂

七賢堂

元々、明治36年に伊藤博文が、明治維新の元勲のうちの岩倉具視・大久保利通・三条実美・木戸孝允の4人を祀った四賢堂を自身の邸宅「滄浪閣」に建てたものでした。伊藤博文の死後、婦人により伊藤博文を加えた5人が祀られ、「五賢堂」となりました。

昭和35年に吉田茂邸に移設され、昭和37年に吉田茂が西園寺公望を合祀し、吉田茂の死後、昭和43年に佐藤栄作の名によって吉田茂が合祀され、「七賢堂」となりました。
兜門やサンルームとともに、焼失を免れ、旧吉田茂邸の歴史を感じさせる貴重な建築物です。
正面の扁額「七賢堂」の文字は、佐藤栄作元首相が書いたものです。

吉田茂銅像

22BE608A-DEDE-4771-9933-4A9CFE88DB00-5022-0000043FA5653729

昭和58年に「吉田茂、澤田美喜両先生顕彰建立委員会」によって建立されました。日米講和条約締結の地、サンフランシスコと首都ワシントンの方角に顔を向けているといわれています。
銅像付近からは眺望が良く、富士山、伊豆半島、相模湾、房総半島などが一望できます。

 

<スポンサーリンク>

 

旧吉田茂邸

旧吉田茂邸外観写真

吉田茂が暮らした当時の邸宅を復原したものです。昭和22年頃建てられた応接間棟、および昭和30年代に近代数寄屋建築で有名な吉田五十八が設計した新館をメインに再建しています。

楓の間

建物に入って最初の部屋は、応接間である「楓の間」です。
焼失を免れた当時の貴重な品々などが展示されているほか、復元された調度品が置かれています。
1979(昭和54)年には、この部屋で、大平首相とカーター大統領が日米首脳会談を行ったという歴史の舞台でもあります。

4CA70B34-08B3-415E-8DCD-1C191785AFF6-5022-0000044020525C62

4AE0EEDF-4BDB-46EB-9A91-F87F18A12FA7-5022-000004401965022E

1AE2F798-1164-4427-AA8D-26CFE05DB74F-5022-000004402EF68C93

BA860E84-F409-4C83-B778-1CD22DC75FEF-5022-000004403BF7FEA5

書斎

BF5D7DD9-7C5A-4B63-AC40-B7A8A0EF326D-5022-000004406146B169

F9209305-50DD-4AC5-8F56-DEF08FA84134-5022-000004405B1E3F86

食堂(ローズルーム)

1階にある、ローズルーム(食堂)です。
アール・デコ調の照明、今は合皮ですが、高級感あふれる羊の皮風の壁が特徴のこの部屋。
あまりの美しさにため息が出ます・・・。

39A6AD5A-076A-4287-9A82-7BC584D4D5E1-5022-00000440F01DE97A

A4B21A12-BFE7-46F6-A523-741C0C7254C9-5022-00000440FC68ED81

銀の間

4D1C5539-310D-4F97-8BF7-8B851BBC9AF2-5022-0000044128CEF68A

寝室兼書斎の「銀の間」。
シックな銀の天井に、これまた素敵な照明。
和と洋が違和感なく融合したモダンなデザインで、とても数十年前にデザインされたものとは思えません。
柔らかな調光といぶし銀のような天井が静謐な雰囲気を醸し出すこの部屋で、
吉田茂は、庭園越しに富士山を見ながら生涯を閉じたと言われています。

C283C2F1-9D13-4AE0-92A3-DE23FAE283EB-5022-0000044110F86C87

72A9B142-E31F-4C21-AEC2-8DBD6D9E8B2D-5022-0000044109E44E18

金の間

553E823A-270C-44E3-9FEC-F77CFFC8FC21-5022-00000441304FE35A

賓客をもてなす応接間である「金の間」。窓からは、箱根の山々、富士山、相模湾が一望できます。
「金の間」の由来は、天井の目地に張られた金箔。
細部までなんとも贅沢で、しかし不思議に落ち着きのある空間です。

236D6E68-F1D4-4B2C-9C01-9C7FDDE12965-5022-000004415F90702E

F30A58AD-D3F8-4AFF-AF68-5792ABBE0E82-5022-0000044172432676

07A4B9AF-9938-4177-AE2A-16568A3754C5-5022-000004417D6FD51D

F221B8BE-00B7-4306-B77D-B187E1A3EB76-5022-000004418319EE6D

C3C9D057-5395-4304-A7D6-AAECA22E203F-5022-000004418B6FC0E3

オブジェ

1階の中庭付近に設置されているのが、こちらのオブジェ。
ここ旧吉田茂邸をはじめとした大磯町の5つの場所(旧吉田茂邸、鴫立庵、旧島崎藤村邸、大磯町郷土資料館、旧木下家別邸(大磯迎賓舘))に、その場所にちなんだ言葉が刻まれた言葉のオブジェが設置されています。
旧吉田茂邸には、「バカヤロー」のオブジェ。
そして、吉田茂の代名詞とも言える、足袋のオブジェと葉巻型のベンチも置かれています。

1A7CD22B-5356-44E3-B112-9E68F280F9DA-5022-000004407B0E80EF

4AF8B12F-2D3F-4EA8-8959-FD6EE31ADE02-5022-0000044073226022

吉田茂とは

吉田茂(明治11年~昭和42年)は、戦前に外務官僚として諸外国での領事、書記官、大使などを歴任し、戦後は通算5期(6年2ヶ月)にわたって内閣総理大臣を務めた戦後の代表的な政治家です。
この間、昭和26年には、サンフランシスコ講和条約の締結を実現し、日本の国際社会への復帰を果たすなど、戦後復興を成し遂げ、社会の在り方を方向付ける役割を担ったと言われています。
また、吉田茂は、池田勇人や佐藤栄作など、多くの後進を育ててきたことでも知られ、本邸は彼ら「吉田門下生」がよく訪れていた場所でもあります。

中島健とは

中島健(大正3年~平成12年)は、吉田茂をはじめ、田中角栄、河野一郎など政財界の要人の邸宅の庭を設計施工した世界的な作庭家です。吉田五十八との協働で知られる日本芸術院会館日本庭園(昭和32年)と玉堂美術館庭園(昭和37年)、オーストラリア・カウラ日本庭園などを手がけています。
草花をうまく使い、西洋の水彩画のような色彩豊かな、シンプルモダンな日本庭園づくりが特徴で、造園界の数々の表彰だけでなく、昭和59年には外務大臣から造園を通じて諸外国と相互理解を深めたとして表彰され、昭和62年に勲五等双光旭日章を受けました。

基本情報・アクセス

開館時間
午前9時から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)

休館日
月曜日・毎月1日・年末年始(12月29日~1月4日)

観覧料
一般500円(450円)
中・高校生200円(150円)

・カッコ内は20名以上の団体料金です。

アクセス

JR東海道線「大磯駅」下車
徒歩:約30分(約2キロメートル)
バス:「二宮駅行」・「国府津駅行」・「湘南大磯住宅行」
城山公園前下車徒歩5分

<スポンサーリンク>

\ SNSでシェアしよう! /

60代からの冒険大好きハチャメチャ旅行記&人生記の注目記事を受け取ろう

22BE608A-DEDE-4771-9933-4A9CFE88DB00-5022-0000043FA5653729

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

60代からの冒険大好きハチャメチャ旅行記&人生記の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介

natty

natty

私は、旅大好き・冒険大好きな超アクティブおばちゃんです。
「発見・出会い・刺激」を求めて、全国どこにでも飛んで行きます。
基本はきままな一人旅。時には旅友と一緒に女子旅に出かけたり。
旅に出る方も、また、なかなか出かけられない方も、このブログで一緒に旅を楽しんでいただけたら嬉しいです。

この人が書いた記事

  • E600442D-4B80-4B61-89F8-375C888B31E7

    新宿御苑の秋散歩🍁色づき始めた公園は桜・バラ・菊も色とりどりに咲いています🌹🌸

  • D9BEFF09-FE8F-4E5D-B68A-F599EB1E1A92

    みなかみ町・諏訪峡の紅葉を楽しむ🍁利根川の激流が造り出した渓谷美!

  • F2B1D298-C5A4-45D7-8A26-EC466B3339C7

    錦繍の谷川岳ロープウェイからの眺めは絶景🍁谷川岳の貴重な一瞬の晴れ間!

  • 964BEC68-A7AE-4F88-B711-098424E827EA

    谷川岳一の倉沢の紅葉を目指してトレッキング🍁水墨画のような幻想的な風景に息を呑む!

関連記事

  • IMG_5441

    「はるかのひまわり」が今年も皇居東御苑に咲いていました🌻

  • img_2513

    60代の女子旅!奈良ホテルから人力車で巡る晩秋の大和路!

  • 9CFF8C70-81D0-4C7C-9AB6-1A4D78025183

    若洲海浜公園でサイクリング!有酸素運動でダイエット&健康維持!

  • 7A7B1FA5-C8B6-40F2-8E5E-8ACFA629BD15-7272-000006822B21E704

    「穴八幡宮」は商売繁盛・金運アップのパワースポット!8代将軍吉宗、流鏑馬奉納の神社!

  • 94EF167F-6C14-42C4-9848-BB92A5AEEE65-10625-000009CD6594E875

    成田山新勝寺は「福は内」だけ!江戸時代の門前町の面影残す表参道!

  • IMG_5066

    大人の休日倶楽部フリーパスで新幹線日帰りの旅!第二日目は軽井沢へ!星野温泉「トンボの湯」で日帰り温泉満喫♨