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国立新美術館「ミュシャ展」!ミュシャの超大作『スラヴ叙事詩』が世界初、来日!感動の時間と空間を体感できるおすすめの展覧会!

2017/05/01 博物館・美術館 散歩
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アルフォンス・ミュシャは、アール・ヌーヴォーの代表的画家の一人です。

チェコに生まれたミュシャが、晩年の約16年間を捧げた超大作が《スラヴ叙事詩》です。

《スラヴ叙事詩》全20点まとめて公開する展覧会が、国立新美術館で開かれています。

チェコ国外で公開するのは、この展覧会が世界ではじめてとのこと!

巨大なカンヴァスに描かれた超大作を、ぜひ見てみたいと思い『ミュシャ展』へ行ってみました。

20点のうち、5点は写真撮影可能でしたが、カメラに収まらない大きさに圧倒されました。

しなやかな曲線や独特のやわらかな色のグラデーションはとても幻想的。

動きのある風景や人物が語りかけてくるような写実的な筆致。

勝者も敗者も戦争の悲惨さを物語っている描写。

作品を見上げながら、スラヴ民族の歴史に思いを馳せ、

プラハで散策した旧市街広場やプラハ城、カレル橋が思い浮かびました。

ミュシャの作品を見なかったことが悔やまれます。

《スラヴ叙事詩》20点すべてを日本で見ることができるこのチャンスを、見逃すことはできません!

感動の時間と空間を体感できるおすすめの展覧会です(*_*)

 

アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)

アルフォンス・ミュシャは、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家の一人です。ミュシャは、チェコ語発音で「ムハ」と言います

オーストリア領モラヴィア(現チェコ)に生まれ、ウィーンやミュンヘンを経て、27歳でパリに渡り、絵を学びました。

才能を発揮する機会に恵まれなかったミュシャは、34歳の時、女優サラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターを手がけました。それが、一夜にして成功をおさめます。

以降、優美で装飾的な作風は多くの人を魅了し、美しい女性像や流麗な植物文様など、華やかで洗練されたポスターや装飾パネルを手がけ、大いに活躍しました。

一方でミュシャは、故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品を数多く描きました。

その集大成が、50歳で故郷に戻り、晩年の約16年間を捧げた渾身の超大作《スラヴ叙事詩》(1912-26年)です。

《スラヴ叙事詩》(1912-26年)

♠チェコとスラヴ民族の歴史を主題とした作品です。

巨大なカンヴァスに描かれた20点の油彩画(縦6メートル、横8メートル)です。

ミュシャは舞台となる地を実際に訪れて取材し、古い文献や記録資料も丹念に調べました。

古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出す壮大なスペクタクルです。

1928年にチェコスロヴァキア独立10周年を祝して、ヴェレトゥルジュニー宮殿で公開されました。

しかし、作品は保守的な伝統主義の産物という評価を受けます。

『スラヴ叙事詩』は美術館に常設展示することを条件にプラハ市に寄贈することになっていましたが、経済危機や複雑な政治状況により展示のための美術館は建設されませんでした。

ミュシャの没後、第二次世界大戦が終結すると、『スラヴ叙事詩』は彼の生まれ故郷近くのクルムロフ城に寄託され、ほとんど人の目に触れることなく、幻の傑作といわれるようになりました。

その後、およそ80年もの時を経て、2012年5月、プラハ市立美術館のヴェレトゥルジュニー宮殿に展示され、再評価を受け、いまなお、展示されています。

この作品がチェコ国外で公開されるのは、世界ではじめてです!

 

「ミュシャ展」で撮影した作品

全体が1枚におさまらないので部分的です!

【イヴァンチツエの兄弟団学校】
クラリツエ聖書の印刷1914年

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【ロシアの農奴制廃止】
自由な労働は国家の礎1914年

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【聖アトス山】
正教会のヴァティカン1926年

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【スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い】
スラヴ民族復興1926年(未完成)

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【スラヴ民族の賛歌】
スラヴ民族は人類のために1926年

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ミュシャと堺市の関係

展覧会では、堺市所蔵の作品が多く展示されていました。

「なんでやねん?」と不思議に思い、調べてみました。

「堺 アルフォンス・ミュシャ館」

大阪府堺市に「堺 アルフォンス・ミュシャ館」というミュシャ専門の美術館があります。

日本に初めてミュシャを紹介したのは土居君雄氏です。

「カメラのドイ」という会社の創業者です。(2002年倒産)

彼は、ミュシャの知名度が低い頃から個人的に作品を収集していました。

買い付けや商談でヨーロッパに赴いては作品を持ち帰りました。

ミュシャの息子であるジリ・ミュシャ(チェコ語の発音ではイジー・ムハ)とも親交を深め、彼の仲介によってコレクションが充実。

こうして地道に集めていった約500点ものミュシャ作品は「ドイ・コレクション」と呼ばれています。

彼は、1989年にチェコ文化交流最高勲章を授与されました。

翌年の1990年、土居氏は亡くなり、「ドイ・コレクション」は遺族に相続されます。

管理の難しさもあり、遺族の方から土居氏ゆかりの大阪府堺市に寄贈されることになりました。

これが「堺 アルフォンス・ミュシャ館」の原点です。

堺アルフォンス・ミュシャ館 公式サイト

 

「ミュシャ展」情報・アクセス

情報

【会期】
2017年3月8日(水)〜6月5日(月)

【休館日】
毎週火曜日(ただし、5月2日(火)は開館)

【開館時間】
午前10時―午後6時
※毎週金曜日、4月29日(土)〜5月7日(日)は午後8時まで
※入場は閉館の30分前まで

【会場】
国立新美術館 企画展示室2E

【入場料】
一般1600円ほか

【問合せ】
03-5777-8600(ハローダイヤル)

■詳しくはこちら

ミュシャ展
国立新美術館公式サイト

 

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アクセス

(東京都港区六本木7-22-2)

 

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私は、旅大好き・冒険大好きな超アクティブおばちゃんです。
「発見・出会い・刺激」を求めて、全国どこにでも飛んで行きます。
基本はきままな一人旅。時には旅友と一緒に女子旅に出かけたり。
旅に出る方も、また、なかなか出かけられない方も、このブログで一緒に旅を楽しんでいただけたら嬉しいです。

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